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動物性食品の摂り過ぎはガンに関係ある?

ガンはさまざまな危険因子が重なって起こりますが、血中のコレステロール値が低いとガンの死亡率が増えることは、多くの疫学調査が報告しています。ガン全体で見るとコレステロール値が低いと発症率は高く、その傾向は胃ガンや子宮ガンで顕著です。反対に乳ガンや前立腺ガンではコレステロール値の高い群で発症率が高まります。
大腸ガンの場合、欧米では脂肪摂取量が多いほど発症リスクが高まり、血液検査ではコレステロール値が低いほど発症リスクが高いという一見矛盾した報告がされました。これはガンになったために、コレステロール値が低下したとも考えられます。またアメリカでは脂肪摂取率が高いほど大腸ガンが増えるという調査報告がありますが、日本では脂肪の摂取増が必ずしも大腸ガンの増加につながるとはいえないという報告があり、むしろ食物繊維の摂取量が少なくなっていることとの関係が注目されています。
動物性食品とガンの関係はまだ不明点が多く結論が出ていません。ただ動物性食品が不足し、血清コレステロール値が低くなる食事は、タンパク質はもとより脂溶性のビタミンAやビタミンEの不足もきたします。ビタミンAは発ガン促成因子を抑制、ビタミンEは抗酸化剤として細胞を守るといわれ、これらの不足がガンの発症と関係するとも考えられます。ともあれ、低コレステロールがガンの危険因子になることも知っておいた方がよいでしょう。



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